正直に馬鹿正直に梅真白


ここに額装された作品の拡大画像があります。
水色の春の空の下で満開の白梅がお寺の屋根に覆い被さっています。まだ少し寒いようです。

2006年  F6 (410mm x 318mm)

 ボクが俳句を作るとき、目の前にあるものを見て作ることは少ない。テレビやラジオから流れるワンフレーズや雑誌などで目にとまった言葉をメモしておいて歳時記とにらめっこしながら空想の世界を作り上げていくという手法をとる。
 この句も始めに「馬鹿正直」という言葉があり、「梅真白」という歳時記の中の言葉とくっつけたもの。次にインターネットで白梅の写真を探し、背景はイメージに合うように作り替える。空気感のあるいい絵に仕上がった。

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